先日、友人の結婚式へいってきた。


そのとき一緒に参列した友人について。


その友人は栃木出身だが今は群馬に住んでいる。
式が始まる前、その群馬の男は、
新婦の友人と思われる女性たちに写真を撮ってくれるよう頼まれていた。
そしてその群馬からきた馬並みなガイは、
カメラをかまえて、
「は〜い、とりますよー!うわぁ〜みなさんおきれいですね〜」
とフェザーなトークを展開していた。


私はその様を所在無く部屋の隅のほうで見ていた。
「俺にかけているのは、あれだ」
しかし、かけていていいようにも思った。


非常においしい食事の後、デザート。
デザートはビュッフェスタイル。
そこでも彼は大活躍だった。


馬とは中学校からの付き合いだ。
確かに突破力は昔からあったし、
俺は奥手なシャイボーイ。
俺も少しは突破力を身につけたと思ったが、
馬はさらに脚力を増していた。
いまだ勝てない。
結果、
活躍する馬の脇で、
なにをするわけでもなくいる俺、
という昔の関係性は変わっていない。
ほほえましい。


式後、知らない人に色々話しかけられて、
自らの知名度の高さに興奮しつつ、
馬と渋谷へ。
馬が革ジャンを欲しいというので、
(「馬」は群馬から来た友人の略で馬ね)
渋谷109、ZARA,GAP,その他古着屋をかなり巡った。
3時間以上かけて巡った。
最終的にギャルカルチャーのメッカ、109で
馬は革ジャンを購入。
「つきあってもらって、悪いね」(馬)
「いやぁ、いい買い物できたじゃん」(私)


ラーメンを食おうということで、
馬と馬場の二郎へ。
食後、
「妊娠したみたいだな」(馬)
「じき、うまれるよ」(私)


馬は群馬へ帰っていった。
めったに会わない馬だからだろうが、
会うと昔に返った感覚になる。


大切な馬である。