日誌:なで肩のクセにトートって。

なで肩のくせにトートバッグを肩にかけたおかげで、
朝からカフェでブレンドコーヒーをぶちまける羽目になった。


なぜか。


肩にバッグをかけ、両手でトレーを持つ。
トレーの上には、熱々のコーヒーが入ったカップ
トレーを机におくために、やや前傾姿勢をとったところ、
バッグが肩から滑り落ちる。
スキージャンプの助走のように。
バッグには本を大量に詰め込んであるため、重い。


右肩から滑ったバッグは、右手首にまで到達し、
右手首は重さに耐え切れずに、ガクンと下がる。
同時にトレーも平行を失う。


ぶちまけられるコーヒー。
太ももに感じる温かさ。
周囲の冷たい視線。

静かな朝。


店員さんに床や机を拭いてもらい、
ややコーヒー風味がついてしまったサンドイッチを、
食んでいると、
新しいコーヒーを持って来てくれた。


新しいコーヒー。
新しい朝。
新しい自分。


ぼぇっぼぇっ。

ありがたいことだわーーーーーーーーーーーー。