土曜ワーク。

今日はイベントの仕事があり、よく働いて疲れた。
来場者を会場まで迷う事無く辿り着かせるのが使命その一。
古い複雑怪奇な建物で、広いくせにエレベータ一基。しかも定員五。会場四階。来るのは50代中心。数は未知数。案内通知は1000名に出している。昨年実績のデータなし。悪条件のオンパレード。しかもトップは超適当かつ丸投げ体質の持ち主。いつのまにか俺が運営を実質任されたのであった。
まず、あらゆる来場者の進入経路を予測し、効率的な人の流れを考え、看板や掲示で導く必要がある。簡単なことだ。
問題は掲示のデザイン。情報の重要度によって文字の大きさを考え、来場者の前提知識を考えた情報を乗せる。文字を追う視線の動きを考慮。色に意味をもたせ、掲示物全体に色ルールを決める。会場はオレンジ、受付は緑、エレベータは赤など。さらにはパッと見はグッドルッキングでなければならない。ユニバーサルデザイン
優秀な俺は完璧にこなし、見事に100程度の来客は迷う事無くイベント会場に辿り着いた。
第二の使命もあり、そっちもハードな条件をクリアしウハウハな感じで周囲の心配を裏切り、完璧な運営をしたのだが、これから一杯酒をのみにいくので、これ以上自分を慰めるのはやめておく。
こんだけやったって派遣だから給料安い。しかし雇用条件は仕事のクオリティの言い訳にはならない。俺のベストをつくしてなお反省点は見つかる。手を抜いては決して見えない反省点。そして俺は仕事能力をあげる。
今後の仕事のためであり、もてるため。
仕事のできる男はもてる。