この圧倒的な物量の前になすすべは無い。

ただひたすら胃袋におさめるのみである。
昨晩はおでん攻め、アイス締め。
今日は朝昼は並だったが、夜は莫大な量のグラタンに米二膳、バナナ。
もう喰えんと茶の間でゴロリしていると姉も横たわり足を私のうえに乗せる。そこへ母が皿にパンを乗せてやってきて床におく。そしてゴロリ。
「養豚所か、ファームかここは」といっても無視される。
三人がごろ寝し、その様子をうえから見れば三角形になっている。その三角形の中心に菓子パン。バミューダトライアングルばりに菓子パンは瞬時にして消滅した。
「…明日の予定は?」と私。
「自分で帰ってきたんだ。自分で決めな。あたしはご飯をつくるだけ。」
養豚所の主は気難しい。
食って寝て風呂はいって寝る。シンプルライフ
今、辺りを見回すと姉は寝、母は先日プレゼントしたニンテンドーDSをやっている、かと思いきや完全に落ちている。つまり寝ている。DSの音が虚しく響く。
リラックスを通り越して堕落。俺のルーツ…。