君に胸キュン

あの娘からメールがきたよ。
ある地方都市にフライトして、一人で公園散歩していると。一人できれいな公園にいても、俺のようにナイスポエムは書けないと。
俺が一緒にいると思って考えてごらん、ポエム、とはさすがにいえなかったが、お菓子をつまんでいる写真をメールしてきたから、「可愛らしい手がもみじのようだね」と送った。
キャキュキョーン
俺と彼女じゃ不釣り合いさ。高額所得者になりてぇな。あの時、やっぱロースクールいってりゃよかったのか。悶々としながら、コンビニで菓子を買う。
しかしながら、そんなところに、俺の居場所はありゃしないし、いや、あるけど俺がいたくないし、そこにいたら愛が見えなくなっちまう。つまり、人には分際というもの、居場所っつうもんがあるのさ。そう思った秋の午後。みなさんいかがお過ごしでしょうか?