愛憎なかばする

日々事件はおこり、マスコミは横ならび報道。
ベトナム戦争時はなぜあれだけ反戦運動がありイラク戦争では無かったか。
人間は不感症になりつつあるのか。
ある文章によれば、メディアの発達でリアルタイムに世の惨劇が報道されるようになり、かつての録画放送とくらべて、視聴者と戦争、事件の距離が縮まった。かつては、一定の距離があったため対応(反戦運動とかね)できたが、そのあまりの近さに視聴者が耐えられず、目を背けてしまうのだという。

なんだかわかる気がした。
悲惨な事件が起きて、テレビはどこをまわしてもそのことばかり。
「知っておかねばならない」
という強迫観念が内から外から押し寄せる。
無関心は許されない。
そのことがかえって、無関心を呼ぶ気がする今日この頃。