顔にあらわれるもの
先日、実家にて母に、
「あんた、ボートやってた時と顔つきが変わったね」
と言われた。
一時仲の良かった職場の若い娘にも、
「ボート部の時の写真の顔の方が、しまってて、目がぎらついてますよね」
と昨日、言われた。
太ったからね、と誤魔化したが、内心ギクリとした。
確かに、今の生活はあの頃に比べれば退屈だし、情熱を持って生きている実感も乏しい。
それが、顔に出ちまってるんだろう。
俺が一番なりたくなかった状態にいつのまにかなっていた。これはショック。
これは非常にいかん。
俺は昔がすべて善であり正であるとは思わない。
思考力の点では成長したとも思う。
しかし、だ。
あの当時に存在し、今は失われた様々なもののなかで、取り戻すべきもの、持ち続けるものがある。
とりあえず、やせよう。