ラピュタ

気球に乗って、どこまでも。

いってみたいな、遠い国。


さて、さわやかにがんばろうと思うよ。


昨日、TVでラピュタがやっていたね。

僕は子供のころ、
風邪をひいて学校を休んだときは、
なぜかいっつもラピュタをビデオで見たものだよ。


あいかわらず、ラピュタでパズーが繰り広げる
ギリギリスカイアクションはハラハラするね。


そして、
シータはやはり理想の女性だったよ。


ムスカにお下げを落とされたあと、
期せずしてショートカットになるシータ。
「ショートカットのほうがいいんじゃない?
 人生万事塞翁が馬。」
なんて思ってしまうよ。
ゲスかな。


ラピュタ
上手くは言えない大切な感覚が、詰まっている映画。
「あぁ・・・」なんて、空を見上げて切ない顔をしてしまう気分になるよ。


でも昨日はラピュタの途中を見逃してしまったんだ。
なぜなら、職場の人間関係に疲れ果ててしまった女性から電話がかかってきたんだ。
世間的には華々しい職業のかたなんだけど、裏では色々大変みたい。
僕は例のごとく、偉そうにあーだこーだと知った風にいろいろ言ってみたけれど、
本当は人間関係ほどわけのわからないものはないんだ。


他人がなに考えてるなんて、わからない。
そこに問題の根本は行き着くんだけど、
にっちもさっちもいかないわけ。


「職場の人間関係は義務ですから、割り切って、無難に上手いことやるしかないんじゃないですかねぇ。」
なんてことをいいながら、横目でラピュタの映像を見たんだ。


パズーとシータがラピュタに到着したシーンだった。


二人はうれしそうにグルグルとまわってる。


「あ、電池が切れる。じゃあね。」


ラピュタと地上の間の距離を感じた。

結局、人は地面から離れては生きていけないんだ。

離れてはいけないんだ。