やるっきゃない。
どうも路傍の石です。
先日、とある裏ルートから莫大な数のおにぎりを入手し、
おにぎりばっかり食っている。
さて、大変なことに、昨晩、うちのティッシュがなくなりました。
東京フィルハーモニーから出演依頼が来るほどのオナニストであるわたしの、
商売道具、ティッシュ。
生きている証、ティッシュ。
ジョニーデップにとってのサングラス。
山口百恵が引退時にステージに残したマイク。
シャリにのるネタ。
私とは切っても切れない存在。
ティッシュ。
さて、どうしよう。
もはや気持ちは走り出して止まりそうも無い。
代用品を探す。
ハンドタオル。
ハンドタオルを使い捨てるほどの豪気さを私は持ち合わせてはいない。
マウンド上、ハンドタオルで汗を拭いてスターダムにのし上がったハンカチ王子。
かたや風呂なし便所なしの6畳一間の窓際で、ハンドタオルで出汁を拭いたとしても、
俺はスターダムにはのし上がれないだろう。
こうなったら(どうなったんだ)、共同便所から一発ロール一巻きガメるか。
前代ティッシュもそのような出自だ。
しかし、今は時間と気力がそうさせない。
数歩歩いてドアを出るほどの根性が出ない。
「そんな未来の話じゃないんだぜ。いつだって、今、ココ、なんだぜ。」
セックス、ドラッグ、ロックンロール。
あらため、
オナニー、おにぎり、ロールティッシュ。
考えるな、動け。
本能が叫ぶ。
動け。
まず飛び込め、そうして泳ぎ方を覚えるんだ。
怯えるな。
俺は戦いを始め、
戦いは早々に決着がつきそうだった。
時が満ちそうだ。
そのときになって、
飛び込んで泳ぎ方を覚えるとかそういう筋の話ではないと気がついた。
もう泳ぎ方はマスターしている。
平泳ぎしながらバタフライもできる。
違うんだよ。
無いんだよ、ティッシュが!
じゃあ、ここまで来て我慢するか?
NO。
断固NO.
ここで引き下がる俺じゃない。
だって俺、オナニーしかできないじゃんか!!
熱い心の叫びの裏で、
冷静な脳は必死で出口を探していた。
そして、部屋に転がるコンビニ袋を発見。
微量のゴミが入っている。
「やるっきゃない」
幼少の頃きいた土井党首の声が聞こえる。
・・・。
新しい感覚の発見。
「包まず」という新しいカタチ。
最終的には軽く拭く必要はどうしても残るが、
それは「おいしゅうございました」
と食後にナプキンで口元をふく貴婦人の如し。
諸兄も是非、試されたし。