日本の笑いのレベル

昨日、久々にごっつええ感じのDVDを見た。

何回か見ているものの、面白かった。

私みたいな人間が笑いをどうこういえるレベルじゃないことは、

承知しておりますが、それでもこのコント集のレベルは高いと思った。


翻って、昨今のTVお笑い界をかんがみるに、あきらかにレベルが低い。

ブームブームで色物一発芸人が大量生産され、面白くもなんとも無い。

エンタの神様は諸悪の根源であるように思われる。

たまに見てもなにが面白いのか一向にわからないのは、

もう俺の感性が老朽化したからだろうか?

あるある系、ものまね、いろもの、キレキャラ、騒ぐだけ、それを芸と呼べるのか。


めちゃいけ、は企画あってのもので、

笑えることは笑えるが、薄い笑いだ。

はねとびにいたっては秋山の芸が無くなれば見る価値は無い。


面白いのはガキの使い、働くおっさんくらいだ。

まだ松本仁志の時代は続くのだろうか。


しかし、もはや真にクリエィティブな笑いは過去のアーカイブスに頼るか、

DVD,VHS、舞台といった非電波路線で活動しているものに頼るより他ないのだろうか。

高クオリティーの笑いは、見ていて笑える一方で、感動すらする。

なける感動ではなく、なにかが脳からはがれるようなさわやかな感じの。

笑いを覚まさない感動。


笑いのすごさ、笑いのプロのすごさをもっと知りたいと思う今日この頃でありました。