そんな日もあらぁな
- 作者: イェーリング,Rudolf Von Jhering,村上淳一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/10/16
- メディア: 文庫
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昨日はなんだか物思いにふける日で、
やるべきこともやるきがせず、
喫茶店で3時間くらいボケーと、
とりとめのない考えを巡らせていた。
いかんいかんと、考えをまとめようと、
メモをしてみたが、
どうやらそういう具体的な問題じゃないようで。
ただ、ナイーブな気分に支配されていた。
「うーん、こういう時はどうすんだっけ・・。」
酒を飲む?
アル中だな。しかもなんの解決にもならん。
さらに酒を飲んだ後、欝になる自分の性質を知っている。
走る、寝る、書く、話す、色々ある。
どれもこれも健全な手段で、どれもこの閉塞した気分を
打破するのに役立つことを経験的に知っている。
だが、今日はもうしばらくぼけーっとしておきたい、
という気持ちが強く、結果、3時間も喫茶店にいたのだ。
「きっと、無意識下で処理すべきことがあるのだ」
俺の意識のブラックボックス内で、
小さな人たちが必死で貯まった書類に目を通し、
打ち合わせや会議をして、
俺にまつわるいろいろを決めているのだ。
結論が出るまで待ってやろうじゃないか。
一夜明けて今日。
空は快晴であり、
どうやら小さな人たちの処理も終わったらしく、
極めて自明な気分。
今日はバシバシ、
やっていけそうだ。